第二次石破内閣人事で生稲晃子参院議員が外務政務官に起用されることが明らかになりました。
この決定に対し、世間では「大丈夫?」「勘弁してくれ」など生稲晃子議員の能力を疑う声が多く上がっています。
では、生稲晃子議員が起用された外務政務官とは一体どのような仕事なのでしょうか?
第二次石破内閣 生稲晃子が外務政務官に起用される
【外務政務官に生稲晃子氏 石破内閣】https://t.co/uhqmQJuX7z
— Yahoo!ニュース (@YahooNewsTopics) November 13, 2024
2024年11月13日の臨時閣議で、第二次石破内閣の人事が行われ、生稲晃子参議院議員が外務政務官に起用されることが明らかになりました。
生稲晃子議員といえば、おニャン子クラブ出身の元アイドル。
その後タレント活動や女優を経て、2022年からは参議院議員として活動しています。
では、生稲晃子議員が起用される外務政務官とはどのような仕事なのでしょうか?
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外務政務官の役割や仕事とは?
政務官は、大臣や副大臣をサポートする役割を担っています。外務省においては3名が政務官を務めます。
外務大臣、副大臣が省内の総合的な舵取りを行うのに対し、外務政務官は大臣が直接手掛けることが難しい、政策や企画の詳細な運営や日常的な体外業務のサポートを行います。
また、外務政務官は外交においても重要な役割を担います。日本政府の代表として、国際会議へ出席したり他国へ訪問し、各国との関係構築や日本の外交的立場の説明を行います。
国会においては質疑応答の際に答弁や政策等の説明なども行います。
政務官は、各府省大臣、副大臣とともに「政務三役」と呼ばれるほど重要な仕事です。
とくに、今は世界各地で起きている戦争や、第二次トランプ政権の誕生、迫る中国の脅威等々の事情により外務省に求められる役割が非常に大きくなっています。
生稲晃子はなぜ外務政務官に起用された?
生稲晃子議員はなぜ外務政務官に起用されたのでしょうか。
その理由は主に4つです。
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理由①慣例だから
政務官は衆院議員が当選2回、参院議員は当選1回で任命されるという慣例があります。生稲晃子議員は、現在、参院議員当選1回に該当します。
理由②”裏金議員”ではなかったから
第二次石破内閣の人事は政治資金不記載議員リストに名前のない議員のなかから選出されました。生稲晃子議員もこの条件をクリアしていました。
理由③外交・安全保障に関する調査会メンバーだったから
生稲晃子議員は「外交・安全保障に関する調査会」という委員会のメンバーであり、生稲議員本人がポストを希望したという情報があります(ソース)。
一方で、生稲議員が最も希望していたであろう厚生労働政務官の枠に空きが無かったため、外務政務官にあてがわれたという情報もあります(ソース)。
理由④女性だから
今回の人事では、生稲晃子議員や今井絵理子議員ら6人の女性議員が起用されています。
岸田政権時に女性議員の起用の少なさが批判されたため、石破内閣では、イメージの刷新を図ったと考えられます。
生稲晃子は不適任?批判される理由は?
生稲晃子議員の外交政務官起用が批判されていますが、それは生稲議員が裏金議員ではなくても、旧安倍派であり、統一教会の集会で演説したことなどが理由です。
加えて、統一教会の件でメディアにコメントを求められた際に、本人は何も語らず、あとから事務所がコメントを発表したことも、無責任という印象を与え、重役にふさわしくないのでは?と懸念されています。
また生稲晃子議員は、自身のがん闘病経験などから福祉や女性の社会進出のための活動に意欲的であり、外交に関しては畑違いでは?という見方もあります。
生稲晃子のこれまでの議員活動
2022年当選以降の生稲晃子議員の活動は以下のとおりです。
- 参議院 厚生労働委員会委員
- 参議院 議員運営委員会委員
- 参議院 国会対策委員会委員
- 自民党 女性局次長(広報副部長)
- 自民党党 ネットメディア局次長
- 自民党党 厚生関係団体委員会副委員長
- 内閣府「働き方改革実現会議 / 働き方改革フォローアップ会合」民間議員
- 厚生労働省「がん対策推進企業アクション」アドバイザリーボードメンバー
- 内閣府「DV等被害者のための民間シェルター等に対する支援の在り方に関する検討会」委員
- がん対策推進企業アクション女性会議「Working RIBBON」オフィシャルサポーター
- 外交・安全保障に関する調査会メンバー
見ての通り、闘病支援や女性のための活動がメインですね。
生稲議員に外交・安全保障関連の委員会に所属しているとはいえ、外交のイメージが薄いのは仕方ないかもしれません。
まとめ:生稲晃子が務める外務政務官は重要ポスト
生稲晃子議員が務める外務政務官は、外務大臣、副大臣に次ぐ重要ポストです。
生稲議員は今後、外務大臣のサポート役として政策や企画の運営に携わることになります。
生稲議員が起用されたのには、「女性である」「政治資金不記載がない」などクリーンなイメージが決め手だったと思われます。
外交・安全保障関連の委員会に所属しているという生稲議員ですが外交に関する経験はこれから積んでいく段階でしょう。
この先国際情勢がますます複雑となり、外務省の役割も大きくなっていきます。世間の批判を跳ね返す生稲議員の活躍を願います。