国際エミー賞のすごさは?エミー賞との違いや日本の過去受賞作も

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国際エミー賞のすごさは?エミー賞との違いや日本の過去受賞作も

山Pこと山下智久さんが主演を務めたドラマ「神の雫/Drops of God」が国際エミー賞を受賞しました。

国際エミー賞とはどれほどすごい賞なのでしょうか?また、名前の似たエミー賞との違いは何なのでしょうか?

この記事では国際エミー賞のすごさや、過去受賞作品についてご紹介します。

山下智久主演「神の雫/Drops of God」が国際エミー賞受賞

2024年11月26日。

山Pこと山下智久さんが主演を務めるHuluドラマ「神の雫/Drops of God」が国際エミー賞を受賞したことが明らかになりました。

※「神の雫/Drops of God」が受賞したのは国際エミー賞の”番組部門”のなかの”連続ドラマ部門”です。

このドラマは、漫画「神の雫」(原作:亜樹直さん、作画:オキモト・シュウさん)が原作のドラマで、仏英日の合作です。

山下智久さんは主人公・遠峰一青を演じています。

「神の雫/Drops of God」を見てみる

国際エミー賞とは?エミー賞との関係は?

国際エミー賞は、エミー賞の一部をなす賞です。

一般的に「エミー賞」は、プライムタイム・エミー賞のことを指しており、こちらはアメリカ国内でプライムタイムに放送されるテレビ番組に授与されます(真田広之さんの「SHOGUN」が受賞したのはこの賞です)。

一方、「国際エミー賞」(番組部門)は、アメリカ以外の国で制作・放送されたテレビ番組に授与されます。

どちらも年に1度選出されますが、主催団体や、表彰時期などが異なります。

エミー賞と国際エミー賞の違いは?

以下はエミー賞(プライムタイム・エミー賞)と国際エミー賞の比較表です。

エミー賞国際エミー賞
主催団体テレビ芸術科学アカデミー(ATAS)国際テレビ芸術科学アカデミー(IATAS)
授賞式開催時期9月11月
歴史1949年~
(当時はロサンゼルス地域で制作の番組に限定)
1973年~

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国際エミー賞はどれくらいすごい賞?

国際エミー賞のすごさを語るまえに、エミー賞のすごさについて説明します。

エミー賞は、映画のアカデミー賞、音楽のグラミー賞、演劇のトニー賞と並んで、アメリカ最高峰の文化賞とされています。

これら4つの賞をすべて受賞すると「ショービズ・グランドスラム」と称されるほど、エミー賞は世界のエンタメ界、ショービズ界において大変権威ある賞なのです。

エミー賞の詳細はこちらの記事をご参考ください↓

そして、国際エミー賞がどれほどすごいかですが、国際エミー賞もエミー賞の一部なので、エミー賞と同等の権威があります。

「どちらがすごい」ではなく「どちらもすごい」賞です。

話題性や注目度ではエミー賞の方が勝りますし、エンタメの本場アメリカでエミー賞を受賞するのは並大抵のことではないでしょう。しかし、ライバル国の多さという意味では国際エミー賞を受賞するのもエミー賞とは違った難しさがあるのではないでしょうか。

国際エミー賞を受賞した日本の作品は?

山下智久さん主演の連続ドラマ「神の雫/Drops of God」は、仏英日の共作としては初めて国際エミー賞を受賞した作品です。

しかし、実は日本で作られた番組にも、国際エミー賞を受賞した作品は多数あります。

以下は過去に国際エミー賞を受賞した日本の作品の一覧です。

受賞年受賞作品・受賞者部門・賞
1975年(第15回)「明日をつかめ!貴くん〜4745日の記録」NNNドキュメントドキュメンタリー部門
1977年(第17回)「劇画シリーズ 紅い花」NHKフィクション部門優秀作品賞
1980年(第20回)「四季~ユートピアノ~」NHKフィクション部門優秀作品賞
1985年(第25回)「芸術劇場『創作舞踊 無明』」NHK公演芸術部門優秀賞
1999年(第29回)「映像'90『ふつうのままで』」毎日放送ドキュメンタリー部門グランプリ
2001年(第31回)「映像'01『生まれくるわが子へ』」毎日放送ドキュメンタリー部門入賞
2009年(第37回)「サントリー1万人の第九」毎日放送芸術番組部門
2009年(第37回)「星新一ショートショート特集」NHKコメディー部門
2011年(第39回)「NHKスペシャル『奇跡の生還〜スクープ チリ鉱山事故の真実〜』」NHK時事問題部門最優秀賞
2012年(第40回)NHKの東日本大震災報道報道部門
2012年(第40回)「中学聖日記」NHK名古屋キッズドラマ部門
2015年(第43回)「山賊の娘ローニャ」NHK、ドワンゴ、ポリゴン・ピクチュアズキッズアニメーション部門
2016年(第44回)「ノンフィクションW 撮影監督ハリー三村のヒロシマ~カラーフィルムに残された復興への祈り~」WOWOW芸術番組部門

過去の受賞作品で目立つのが、ドキュメンタリーや、報道関連、キッズ関連の番組です。

「神の雫/Drops of God」は仏英日の共作とはいえ、日本人が主役を務める連続ドラマでの受賞は快挙といえるのではないでしょうか?

まとめ:国際エミー賞はエミー賞に並ぶすごい賞!日本作品も多数受賞

国際エミー賞はエミー賞の一部であり、アメリカ以外の国で制作放送(配信)された番組に授与される賞です。

エミー賞はアカデミー賞やグラミー賞、トニー賞に並ぶ権威ある賞といわれており、そのエミー賞の海外部門である国際エミー賞は、注目度ではエミー賞(プライムタイム・エミー賞)に劣るものの、エミー賞同等のすごい賞であるといえるでしょう。

過去には日本で制作されたドキュメンタリー番組や報道番組なども多数受賞している国際エミー賞ですが、日本が制作に携わった連続ドラマでの受賞は「神の雫/Drops of God」が初めてのことです。

山下智久さんや日本人キャスト、制作陣の方々、おめでとうございます。

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