【将軍も受賞】エミー賞のすごさとは?日本人の過去受賞者一覧も

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【将軍も受賞】エミー賞のすごさとは?日本人の過去受賞者一覧も

真田広之さんが主演・プロデューサーを務めるドラマ「SHOGUN将軍」の過去最多25ノミネートが話題となっているエミー賞。

エミー賞とは、アメリカのテレビ番組に贈られる賞ですが、どれくらいすごい賞なのでしょうか?

また、これまでに日本人が受賞したことはあるのでしょうか?

真田広之主演「SHOGUN」の25ノミネートで話題のエミー賞

現在ディズニープラスで配信されており、真田広之さんが主演、プロデューサーを務める海外ドラマ「SHOGUN将軍」がエミー賞に25ノミネートされたことが話題となっています。

ノミネートされたのは、プライムタイム・エミー賞(放送時間帯が夜の部門)の、ドラマシリーズ作品賞、主演男優賞(真田広之)、主演女優賞(アンナ・サワイ)、助演男優賞(浅野忠信、平岳大)、監督賞(フレッド・トーイ「紅天」)、脚本賞(レイチェル・コンドウ、ジャスティン・マークス「安針」/レイチェル・コンドウ、ケイリン・プエンテ「紅天」)6部門。

そして美術賞や衣装賞などのプライムタイム・クリエティブ・アーツ・エミー賞17部門、計25名です。

プライムタイム・クリエティブ・アーツ・エミー賞授賞式はすでに終了しており、史上最多の14部門を受賞しました(受賞者は下記参照)。

【解説】クリエイティブ・アーツ・エミー賞とは?エミー賞との違いは?

本家のエミー賞授賞式は9月15日に行われますが、SHOGUN将軍は多数の受賞が予想されています。

<追記>9月15日に行われたエミー賞授賞式で、SHOGUN将軍はドラマ・シリーズ部門作品賞、主演男優賞、主演女優賞、監督賞を受賞しました。

クリエイティブ・アーツ・エミー賞とあわせて合計18部門の受賞は史上最多の大快挙です(2位は「ジョン・アダムズ」(2008年)の13部門)。

では、エミー賞とはどのような賞なのでしょうか?

エミー賞とは?

エミー賞とは、アメリカで放送されるテレビ番組に与えられる賞です。

一般的にエミー賞といわれているのは、夜のプライムタイムに放送される番組を対象としたプライムタイム・エミー賞のことで、SHOGUN将軍はこちらのドラマ・シリーズ部門にノミネートされています。

プライムタイムの他には、デイタイム・エミー賞、スポーツ・エミー賞、ニュース&ドキュメンタリー・エミー賞、技術・工学エミー賞、地域エミー賞、国際エミー賞があります。

主催団体は以下のとおり、分野によって異なります。

テレビ芸術科学アカデミー(ATAS)プライムタイム・エミー賞
ロサンゼルスの地域エミー賞
国際テレビ芸術科学アカデミー(IATAS)国際エミー賞
全米テレビ芸術科学アカデミー(NATAS)上記以外のエミー賞

授賞式の開催時期は分野によって異なりますが、プライムタイム・エミー賞授賞式は毎年9月に行われます。

各年のノミネート作品は、前年から1年の間にアメリカで放送された番組の中から主催団体が選出します(プライムタイムの場合は前年5月31~同年6月1日までの期間)。

エミー賞はどれくらいすごいの?

エミー賞は「テレビ版アカデミー賞」と呼ばれており、映画のアカデミー賞、演劇のトニー賞、音楽のグラミー賞に匹敵する、アメリカで最も権威ある文化賞の一つです。

世界のエンタメを牽引するアメリカで最も権威があるということは、つまり全世界に影響力のある賞であるということです。

エミー賞を受賞するということは、映画に置き換えると、アカデミー賞を受賞するのと同等といっても過言ではありません。

当然ノミネートされるだけでも快挙なので、25ノミネートを果たしたSHOGUN将軍がいかにすごいドラマなのか、分かっていただけるのではないでしょうか?

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エミー賞を受賞した日本人一覧

実はこれまでに、エミー賞を受賞した日本人は少なくありません。

以下は2024年9月15日時点の日本人のエミー賞受賞者一覧です。

部門受賞者と作品
2024ドラマ・シリーズ部門作品賞「SHOGUN 将軍」
2024ドラマ・シリーズ部門主演男優賞真田広之
「SHOGUN 将軍」
2024ドラマ・シリーズ部門主演女優賞澤井杏奈(アンナ・サワイ)
「SHOGUN 将軍」
2024ドラマ・シリーズ部門コンテンポラリー・メイク賞ケイコ・ウェディング「ザ・モーニングショー」
2024ドラマ・シリーズ部門映像編集賞三宅愛架
「SHOGUN 将軍」
2024ドラマ・シリーズ部門キャスティング賞川村恵
「SHOGUN 将軍」
2024スタント演技賞南博男
「SHOGUN 将軍」
帯金伸行
「SHOGUN 将軍」
2024ドラマ・シリーズ部門音響賞赤工隆
「SHOGUN 将軍」
2024ドラマ・シリーズ部門音響編集賞山内あや子
「SHOGUN 将軍」
2024歴史劇部門衣装賞田中謙一
「SHOGUN 将軍」
2023色彩デザイン賞
(子供エミー賞)
稲田雅徳
「ONI~神々山のおなり」
2022メイクアップ賞
(デイタイム・エミー賞)
本荘もと子クレイトン
「The Real」
2022特殊効果衣装・メイク&ヘアー賞(子供エミー賞)大村公二
「ザ・クエスト エヴァレルムの勇者たち」
2022未就学児童アニメ監督賞
(子供エミー賞)
ポリゴン・ピクチュアズ
「パンダのシズカ」
2021メイクアップ賞
(デイタイム・エミー賞)
本荘もと子クレイトン
「The Real」
2017メインタイトル・デザイン賞柏木亜利朱
「ストレンジャー・シングス 未知の世界」
2017旅・冒険番組賞渡部翔子
「ワンダーウィメン」
2017子供アニメ賞ほか3冠
(デイタイム・エミー賞)
ポリゴン・ピクチュアズ
「Lost in Oz: Extended Adventure」
2014アニメ番組個人賞
(デイタイム・エミー賞)
ポリゴン・ピクチュアズ
「超ロボット生命体 トランスフォーマー プライム(第3期ビーストハンターズ)」
2014アニメ特別番組賞
(デイタイム・エミー賞)
ポリゴン・ピクチュアズ
「スター・ウォーズ:クローン・ウォーズ(第6期ザ・ロストミッション)」
2014アニメ番組個人賞
(デイタイム・エミー賞)
ポリゴン・ピクチュアズ
「スター・ウォーズ:クローン・ウォーズ(第6期ザ・ロストミッション)
2014美術賞鈴木智香子
「ハウス・オブ・ライズ」
2013アニメ番組個人賞
(デイタイム・エミー賞)
ポリゴン・ピクチュアズ
「超ロボット生命体 トランスフォーマー プライム(第2期)」
2013アニメ番組個人賞ほか
(デイタイム・エミー賞)
ポリゴン・ピクチュアズ
「スター・ウォーズ:クローン・ウォーズ(第6期ザ・ロストミッション)
2013特殊メイクアップ賞矢田弘
「恋するリベラーチェ」
2012音響効果賞小山吾郎
「私が愛したヘミングウェイ」
2012子供アニメ賞
(デイタイム・エミー賞)
ポリゴン・ピクチュアズ
「超ロボット生命体 トランスフォーマー プライム」
2012アニメ番組個人賞
(デイタイム・エミー賞)
ポリゴン・ピクチュアズ
「超ロボット生命体 トランスフォーマー プライム」
2011アニメ番組個人賞
(デイタイム・エミー賞)
ポリゴン・ピクチュアズ
「超ロボット生命体 トランスフォーマー プライム」
2005音響編集賞
(デイタイム・エミー賞)
澤大介
「ザ・バットマン」
「Xiaolin Showdown」
2004音響編集賞石川孝子
「デッドウッド~中とSEXとワイルドタウン」
2003メイクアップ賞カオリ・ナラ・ターナー
「エイリアス」
1993衣装デザイン賞
(音楽&娯楽番組部門)
ワダエミ
「エディプス王」
1981衣装デザイン賞西田真
「将軍 SHOGUN」

まとめ:エミー賞はテレビ界のアカデミー賞!日本人受賞者も多い

エミー賞はアメリカのエンタメ界でもアカデミー賞やグラミー賞、トニー賞と並ぶ権威ある賞です。

過去に日本人も多数受賞しています。

しかし、これまで俳優の受賞はなく「SHOGUN 将軍」で史上初の受賞が待ち望まれていましたが、今回ついに念願の主演男優賞と主演女優賞を受賞しました。

SHOGUN将軍の快挙を機に、今後ますます多くの日本人俳優や日本人制作の作品がエミー賞を受賞することを期待しています。

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