【何が変わる?】ワタミがサブウェイを完全子会社化!起きうる3つの変化

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【何が変わる?】ワタミがサブウェイを完全子会社化!起きうる変化4つ

2024年10月25日。外食大手のワタミは日本サブウェイの完全子会社化を発表しました。

ワタミにとってファーストフード事業は初めての挑戦です。

ワタミの買収により、サブウェイはどのように変わっていくのでしょうか?

ワタミが日本サブウェイを完全子会社化

2024年10月25日。居酒屋チェーンを運営するワタミ株式会社が、世界的サンドイッチチェーン「サブウェイ(Subway)」の日本におけるマスターフランチャイズ契約を締結。そして日本サブウェイを完全子会社化することを発表しました。

契約期間は10年間となっています。

サブウェイってどんな飲食店?

  • 世界で3万7000店舗を展開するサンドイッチチェーン。日本の店舗数は178
  • メイン具材だけでなく、パンの種類やソース、野菜の種類・量などをお好みでカスタマイズできる
  • ファーストフードのなかではボリューミーで野菜がたっぷり摂れて低カロリー
  • レギュラーサイズサンドイッチ価格帯は400円台~700円台

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ワタミがサブウェイを買収した目的とは?

ワタミといえば「鳥メロ」や「ミライザカ」といった居酒屋チェーンや宅食事業がおなじみですが、過去にファーストフードチェーンを経営したことはありません。

ではなぜワタミはサブウェイ経営に乗り出したのか?

それについては次のような目的があります。

伸び悩む居酒屋事業対策

居酒屋フランチャイズが主力事業のワタミにとっての懸念点は、縮小傾向にある居酒屋市場です。

国内の人口減少や、アフターコロナの宴会の減少や若者のアルコール離れなどの影響から、居酒屋人気は年々陰りを見せています。

ファーストフード事業へ参入することで居酒屋事業への依存度を下げ、居酒屋とは異なる客層を獲得することができます。

若者をターゲットにしたブランディングを行いたい

ファーストフード事業参入には、企業イメージの若返りを図る狙いもあるようです。

会長兼社長CEOの渡邉美樹氏は次のように語っています。

「ワタミのブランドももう40年経ちました。創業してかなり年も取ってきました。ワタミの宅食は高齢者向けであります。そうじゃなくて、若者に人気のブランドにもう1回戻そうじゃないかと」

https://news.yahoo.co.jp/articles/35f800fd2989b17c72c799cce57b708d91e10fe8

マクドナルドに対抗できる事業を行いたい

渡邉美樹CEOは会見で「マクドナルドに対抗できる事業があるとしたらサブウェイしかない」と語っています。

マクドナルドとサブウェイでは客層が異なるように感じますが、たしかにサブウェイもお手頃ですし(マクドナルトよりは高い)、マクドナルドでは味わえない野菜たっぷりの食事が摂れます。

国内店舗数の少ないサブウェイは、全国的な知名度では全く劣っていますが、世界における出店数はマクドナルドを上回ってなんと第1位(2024年時点)。

売り出し方によってはマクドナルドの客層を取り込める可能性も十分あると見込んでいるのでしょう。

サブウェイは何が変わる?今後起こりうる4つの変化

日本サブウェイがワタミの完全子会社となることで、サブウェイにどのような変化が起こるのでしょうか?

考えられる4つのプラスの変化は次のとおりです。

①店舗数が増える

ワタミは出店数3000店舗を目指しています。

現在は繁華街や人口の多い地方都市などを中心に展開するサブウェイですが、数年のうちに全国のあらゆる町で食べられるようになる可能性があります。

②ワタミの自社農場で生産された有機野菜が使用される

ワタミは自社農場を経営しており、そこで穫れた有機野菜を自社の外食事業や宅食事業で使用しています。

サブウェイでも今後は自社農場の野菜が使用されるようです。

とはいえ、今後3000店舗まで拡大したら、全てを自社農場の野菜で賄えるのかは疑問です。

現在、サブウェイでは店舗によって産地の異なる国産野菜を使用しているそうですが、今後も現在の仕入れルートを維持しつつ、自社農場の野菜の割合を増やしていくという方針なのかもしれません。

③日本独自の和風メニューが開発される

渡邉美樹CEOによると、今後は日本オリジナルの和風テイストのメニューも開発していくようです。

日本でしか味わえない個性的なメニューが増えれば、インバウンド客も取り込めるでしょう。

④デリバリーサービスの強化

これは推測になりますが、テイクアウトやデリバリーサービスの経験豊富なワタミは、そのノウハウがサブウェイにも導入される可能性があります。

アプリの利用などにより、デリバリーやテイクアウトの利便性が高まるかもしれません。

消費者懸念!サブウェイの子会社化が不安視される理由

なぜ

サブウェイファンは完全子会社化について、懸念点もあるようです。

●ワタミには全てに嫌な思いしか無いから、今までのサブウェイの美味しさと食の安全さとサービスが無くなり、従業員の皆様のお給料が減らされ心労が増え、働きにくくなるような事態は避けて欲しい。近所のサブウェイの従業員の皆さん優しくコミュ力最高で笑顔が素敵。あの方達が辛くなるのは見たくない

●サブウェイの店員がガイコツになってしまう

●「現在178店舗のサブウェイを3000店舗規模まで広げたい考え」 いやいや危ないそういうの。サブウェイ好きだけどそういう需要がある店じゃないと思う

●ワタミはブラック企業の印象が拭い切れない。今もブラックなのかは知らないけど、大好きなサブウェイが変わってしまうのか心配。 まぁ何より不安なのはサブウェイの従業員さんだったりするのかな?笑

●やめてー…近所に来てるワタミの宅食のドライバーの酷さを知ってるから、 私の大好きなサブウェイが汚染されちゃう…

●サブウェイはワタミに買収されたのか… 店舗増えたら嬉しいけど 無理せず品質と安全は維持されるといいな あとSNS運用が上手くなればいいな

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サブウェイファンはサンドイッチの味、スタッフの接客、店舗の雰囲気全てを高く評価している人が多く、買収によってサブウェイが変わってしまうことを懸念しています。

ワタミといえば、2008年に従業員が過労自殺するという悲劇が起こりました。

この事件は世間で大きな注目を集めたので、現在でも”ワタミ=ブラック企業”というイメージを持つ人は少なくありません。

その後、ワタミ関連の大きなトラブルは聞かないので、当時よりも労働環境は改善されていると思いますが、サブウェイの現在の品質や雰囲気を維持できるのかどうか、それが既存ファンの心をつなぎとめるカギとなるでしょう。

まとめ:サブウェイは店舗拡大予定!品質の維持がカギ

サブウェイがワタミの子会社となることで、今後は店舗拡大や、和風メニューの追加、自社製有機野菜使用といった変化がみられる予定です。

またデリバリーやテイクアウトサービスの利便性向上も考えられます。

サブウェイを食べられる地域が増えるのはありがたいことですが、サブウェイファンが最も求めているのは、今のサブウェイの品質が変わらないことです。

以前、労働環境が問題視されていたワタミですが、サブウェイの良い部分をそのまま継承できるのでしょうか?個人的にもサブウェイ大好きなので、事業の成功を願っています。

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