2024年6月20日に発生した、国会議事堂前ひき逃げ死亡事故。財務省の公用車に轢かれ、犠牲となった大野泰弘さんは財務省の秘密を握っていたと言われています。
当記事では、被害者、大野泰弘さんについてどんな人物だったのかご紹介します。
国会前で財務省公用車がひき逃げ事故
【現場の様子】#交通情報 国道246号 東京都千代田区永田町2丁目 衆議院会館や国会議事堂裏 首相官邸前付近で横転事故 ひき逃げ車両との情報も6月20日 #国会 #永田町 #総理官邸 : 事件事故・災害速報ニュース https://t.co/CCETpnPMIF #NHK #交通事故 轢き逃げ 運転手ドライバー暴れる 逮捕 pic.twitter.com/xkG5jL3raI
— 災害火災画像速報ニュース2 (@Gt8VUlzRG7buafO) June 20, 2024
20日午後5時45分ごろ、東京都千代田区永田町1丁目の国会議事堂付近の路上で、「横断歩道を歩行中の男性が倒れている」と通行人から110番通報があった。警視庁によると、団体職員の大野泰弘さん(67)=東京都新宿区四谷坂町=が頭などから血を流して倒れており、搬送先の病院で死亡が確認された。
交通捜査課によると、事故の直後、現場近くの衆議院第一議員会館前の路上で乗用車が横転。この車を運転し、大野さんをはねたとして、警視庁は会社員の濃畑宣秀容疑者(55)=東京都中央区銀座7丁目=を自動車運転死傷処罰法違反(過失運転致傷)と道路交通法違反(ひき逃げ)の疑いで現行犯逮捕した。容疑を認めているという。
横転していた車は財務省の公用車で、同課は、濃畑容疑者は運行委託を受けた会社に勤める運転手とみている。調べに対し、「パニックになった」などと供述しているという。
https://www.asahi.com/articles/ASS6N3FT2S6NUTIL02PM.html
犯人(財務省公用車の運転手)は国会前の横断歩道で大野さんを轢いたあと、200mほど逃走。その途中、信号待ちをしていた車を避けようとした際にカーブを曲がりきれずに車両が横転、自民党本部前の路肩に乗り上げて停車していたところ、警察に現行逮捕されました。
犯人は濃畑宣秀!逮捕時に大暴れ
この事故の犯人は、濃畑宣秀という財務省が委託する会社の社員でした。
濃畑氏元容疑者は、逮捕時に「助けて~」「ダメだよこの国」「どうなってるんだこの国」などとテレビカメラに向けて訴えるように叫びながら大暴れしていました。
不起訴になった
— 魚の目(技術と経済と政治)💉×0🤒×0 抗体無し (@Minidgp) September 16, 2024
財務省の運転手、濃畑宣秀(55)が
事故直後に、
「ダメだよこの国」「どうなってんだこの国」などと
色々叫んでいた映像が
続々と消されているようなので
全部上げとく pic.twitter.com/hzy3pHsx82
濃畑元容疑者は逮捕時にパニックだったと語っていますが、逮捕映像を見た人々は、「人を轢いた人間の態度ではない」と元容疑者の態度に違和感を抱いていました。
また、勤務中の事故であったにもかかわらず、会社名も公表されず、会社の責任者の会見なども開かれなかったことに疑問の声も寄せられました。
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事故は不起訴!理由は非公開
9月13日に東京地検は濃畑宣秀元容疑者を不起訴としました。
不起訴理由は明かされていません。
一般的に、ひき逃げは重罪とされており、不起訴になるのは稀です。
ひき逃げが不起訴となるのは、示談が成立した場合や、悪質性や故意が低い場合、証拠不十分な場合などの限られた場合ですが、このような条件に当てはまる場合であっても、被害者の保護と社会の安全を考慮し、起訴することが多いそうです。
被害者の大野泰弘さんとはどんな人?
今回のひき逃げ事故の被害者、大野泰弘さんは永田町界隈では名の知れた人物だったようです。
大野泰弘さんと交流のあったジャーナリスト、今西憲之氏は、AERA dot.にて大野泰弘さんの人物像を紹介していました(記事リンク)。
以下は、今西氏の記事の概要になります。
今西氏によると、大野さんは裏社会や政財界の”秘密情報”を多く握っており、ことあるごとに情報提供してくれたんだとか(ホラ情報も多かったようですが)。
過去に襲われたこともあり、外出時は常に周囲を警戒していた様子だったそうです。
大野泰弘さんは財務省の秘密を握っていた?囁かれる陰謀論
大野泰弘さんは、事故に遭った当時、財務省関連の情報を握っていたといわれています。
亡くなる直前のA氏に会っていたという、特殊法人関係者が、こう明かす。
「Aさんが持っていたのは『長期保護管理権委譲渡契約方式資金』に関する資料です。『この資金に関する管理契約をすれば、政府の極秘資金を使えるようになる』という、典型的な詐欺話の資料ですね。財務省のHPには、この詐欺について注意喚起する文章が、もう数年間も載っています。
どうやらAさんは、この詐欺に財務省幹部が関わっていると疑っているようでした。Aさんが証拠だという資料を見せてもらいましたが、付帯資料に財務省の大物OBの名前が載っていました。
資料を作成した詐欺師が人を信用させるため、勝手に大物OBの名前を使ったと思われますが、Aさんは財務省そのものが関わっていると疑っていたわけです。こうした怪しげな書類が飛び交うなかでの事故なので、陰謀論も出てきたのでしょうね」
「SmartFLASH」https://news.yahoo.co.jp/articles/0805068eaf6a4ec6f228dcda627d8db1202f42c9
この記事の内容が事実だとすると、大野泰弘さんが持っている証拠資料が世間に知れたら財務省としてはマズイでしょう。
財務省の大物OBの名前が利用された可能性もありますが、当該資料の他にも大物OBの関与を証明する何らかの証拠を大野さんが持っていたとしたら大スキャンダルになりかねません。
ひき逃げ事故の被害者が大野さんだったのはたまたまかもしれませんが、不起訴の件もあわせて陰謀論が囁かれるのも無理はないでしょう。
まとめ:ひき逃げ事故の被害者は裏社会の情報通!財務省の秘密情報も…
国会前ひき逃げ事故で財務省の公用車に轢かれ犠牲となった大野泰弘さんは、かつては政治家の秘書を務め、その後事件屋・ブローカーに転身した、裏社会や政財界の事情に詳しい人物でした。
今回のひき逃げ死亡事故は、犯人の不起訴といい、その後の報道がパタッと止んだことといい、不自然な点が多いのも事実です。
被害者が大野さんだったことは偶然だったという可能性も否定できませんが、大野さんが財務省関連のネタを掴んでいたという週刊誌報道もあり、消化不良感が拭えません。