アメリカのバイデン大統領が、ウクライナのゼレンスキー大統領をロシアのプーチン大統領と言い間違えてしまい、大きな話題となっています。
バイデン大統領はこれまでにも失言を繰り返していました。
この記事ではバイデン大統領の失言をまとめてご紹介します。
バイデン大統領、ゼレンスキー大統領をプーチン大統領と言い間違える
🇺🇸🇺🇦 Watch Zelensky's reaction as Biden calls him Putin 😭 pic.twitter.com/TfVoAoryDX
— Censored Men (@CensoredMen) July 11, 2024
アメリカのジョー・バイデン大統領は7月11日、ワシントンDCで開かれたNATO首脳会議関連の会合で、ウクライナのゼレンスキー大統領を、ロシアのプーチン大統領と呼び間違えてしまいました。
バイデン大統領はゼレンスキー大統領が登壇するさいに、「ここで決断力と勇気を併せ持つウクライナの大統領にマイクを渡したい。皆さん、プーチン大統領です。」と紹介。
バイデン大統領は自身の失言に気づき、すぐさま「ゼレンスキー大統領です。私はプーチンを倒すことに集中しすぎています。とにかく、大統領です。」とフォロー。これに対し、ゼレンスキー大統領は苦笑交じりで「I'm better.（自分の方がプーチンよりマシ）」とジョークを返しましたが、会場はなんとも言い難い雰囲気に包まれていました。
言い間違えは誰にでもありますが、よりによって敵国大将の名前とは。会場が静まりかえるのもしかたありません。
関連記事：岸田総理の米国晩餐会ジョークスピーチにアメリカ人の反応は？
カマラ・ハリスをトランプと言い間違える場面も
バイデン大統領は同日、アメリカのカマラ・ハリス副大統領をトランプ副大統領と言い間違える場面もありました。
ハリス副大統領が大統領選の候補者担った場合、トランプ前大統領に勝てるかどうかを記者に問われると「彼女が大統領になる資格がないと思ったら、そもそもトランプ副大統領を副大統領に選んでいないよ。」と回答。言い間違えに気づいていない様子でした。
バイデン大統領の失言集
バイデン大統領は高齢がゆえか、健康上の理由のためか、これまでにも失言することが幾度かありました。
以下はバイデン大統領の失言の一例です。
「私は黒人大統領とともに働く初の副大統領であり、初の黒人女性であることを誇りに思う。」←初の黒人大統領（オバマ氏）のもとで副大統領を務めたのはバイデン大統領ですが、黒人女性の部分は、カマラ・ハリス副大統領のことと混同した模様。
日本の防衛費増額について「私が3回にわたって、日本の指導者を説得した」と発言。後日、日本の抗議を受け「説得は必要なかった。説得したのは韓国との関係改善についてだった」と発言を修正。
「（自身が大統領として）医療保険制度を打ち負かした」←「コロナを打ち負かした」の言い間違い。
「ここにいる皆さんに感謝します。超党派の議員たちです。ジム・マクガバン上院議員、マイク・ブラウン上院議員、コリー・ブッカー下院議員、ジャッキー・ワロルスキーはいるか？ジャッキーはどこだ？」←前月に事故死した議員の名を呼び、会場を探すバイデン大統領。
「七面鳥恩赦式」の演説で、食卓に並ぶのを免れる七面鳥の選考に難儀したことを、歌手のテイラー・スウィフトの公演チケットを入手するより難しかったと例えようとしたところ、誤って「ブリトニー（・スピアーズ）のツアーのチケットを得るよりずっと大変だ。彼女は今ブラジルにいる」と発言。
銃規制に関する集会での演説の最後に「ゴッド・セーブ・ザ・クイーン（女王陛下万歳）」と叫ぶ。アメリカに王室はなく、イギリスのエリザベス女王も亡くなっていたため、聴衆は困惑した。
次期大統領選の民主党指名候補者は、8月に正式に決まる予定です。民主党の一部からは、健康面が不安視されるバイデン大統領を、候補者から外した方が良いのでは？という声も上がっているようですが、どのような結末を迎えるのでしょうか。