Number_iが2024年4月14日に、アメリアで行われる音楽フェス「コーチェラ・フェスティバル2024」に出演することが発表されました。
この記事では「コーチェラってどんなフェス?」「誰が出ているの?」「何がどうすごいの?」そんな疑問にお答えすべく、コーチェラの規模感や影響力についてご紹介します。
Number_iがコーチェラ・フェスティバル2024に初出演!
King & Princeを脱退した平野紫耀さん、神宮寺勇太さん、岸優太さんの新ユニット、Number_iがコーチェラ・フェスティバル2024に出演します。
コーチェラ・フェスティバル(以下、コーチェラ)はアメリカ、カリフォルニア州コーアチェラ・バレーで行われる世界でも最大規模の音楽フェス。
Number_iはデビューからわずか4ヶ月ですが、このような新人アーティストのコーチェラ出演は大快挙と言えるでしょう。
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コーチェラ・フェスティバルってどんなフェス?2024年の概要
コーチェラ・フェスティバルは2週に渡って週末に行われる音楽フェスです。
開催期間は計6日間で、その間に約25万人もの来場が見込まれます。
会場の広さは東京ドームおよそ25個分。その中に7つのステージが設営され、約150組のアーティストたちが各ステージでパフォーマンスを行います。
2024年は4月12~14日、4月19~21日にわたって開催されます。
今年のヘッドライナー(メインアーティスト)は、ラナ・デル・レイ、タイラー・ザ・クリエイター、ドージャ・キャットの3組です。
コーチェラの出演がすごい理由
Number_iのように結成間もないアーティストがコーチェラという偉大なフェスに出演するのはものすごい快挙です。
では、コーチェラのどんな点が偉大なのでしょうか?コーチェラ出演がすごいと言われる理由は次のとおりです。
フェスの規模が世界一
前述の通り、コーチェラは25万人を動員する巨大音楽フェスです。これは世界一の規模。
つまりコーチェラに出演する=世界一の音楽フェスに出演するということです。
出演者が超豪華
今年のヘッドライナー3組を見ても、コーチェラがいかに豪華なイベントか分かりますが、過去の出演者も超豪華です。
以下は過去にヘッドライナーを務めたアーティストの一部です。
洋楽に明るくない人でも、名前を聞いたことのあるアーティストがいるのではないでしょうか?
コーチェラは規模ももちろん大きいのですが、出演者も世界トップクラスのアーティストが揃っています。
日本人の過去の出演者も豪華ですよ→コーチェラ歴代日本人出演者は?2024はNumber_i,YOASOBIら出演
過去には世界で4300万人が配信視聴
2024年のコーチェラはYoutubeで全世界に配信されます。
過去にもライブ配信が行われているのですが、その視聴者数も桁違いです。
コーチェラ史上最も視聴されたと言われる2018年のビヨンセのパフォーマンスは、なんと4300万人もの人が世界各国から視聴しているんです。
この数は、世界で最も多くの人が観るライブといわれるスーパーボールのハーフタイムショーの視聴数の約半数にあたります。半数ではありますが、いち音楽フェスの視聴者数であると考えるとものすごい数ですよね。
もちろん、アーティストの人気・知名度・出演時間帯・出演ステージによって視聴数は変わってきますが、世界で無名のアーティストであっても世界中のたくさんの人に視聴されるのは間違いありません。
コーチェラの影響力がものすごい
コーチェラ出演は、アーティストに大きな影響をもたらします。
再びビヨンセを例に出しますが、ビヨンセは2018年のコーチェラ大編成のマーチングバンドとダンサーを従え、ブラックミュージックと黒人文化をリスペクトする壮大なパフォーマンスを行いました。
このパフォーマンスによって、ビヨンセの楽曲配信売上はわずか1日で228%増加しています。
ビヨンセのようにすでに世界中で売れまくっているアーティストがこれほどまで販売数を伸ばすのはすごいことです。
もちろん、彼女のパフォーマンスが素晴らしかったが故の結果ではあるのですが、ビヨンセクラスのワールドスターでなくても、パフォーマンス内容がすばらしければ、コーチェラを期に評価や知名度がうなぎ登りということは十分ありえます。
88rising futuresの企画枠で出場するNumber_iのメリットとは
話は戻ってNumber_iについてですが、初出場のコーチェラは88rising futuresという企画枠での出演となります。
これは88risingという音楽レーベル兼メディアプラットフォームがプッシュするアジア系アーティストが出演する枠で、Number_iはYOASOBIや新しい学校のリーダーズ、Awichら7組のアーティストと約65分の出演枠をシェアすることになります。
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では、この特別企画枠での出演はNumber_iにとってどんなメリットがあるのでしょうか?
それは88risingのお墨付きを得たということ。
88risingは西洋と東洋の音楽の架け橋を担う存在で、このレーベルが抱えるアーティストRich BrianがビルボードのHIPHOPチャートでアジア系アーティスト初の1位を獲得していたり、レーベル主催のフェスで2万人を動員するなど、アメリカのHIPHOPやR&B文化に決して少なくない影響を与えています。
そんな88risingの推薦枠でコーチェラに出られるということは、Number_iは88risingから実力と実績を認められたということ。
これはつまり、アジアンミュージックに注目している世界中の音楽関係者に「Number_iは今激アツですよ!」と宣言しているようなもの。
それに、この先Number_iがアメリカ進出を本格的に目指しているのなら、88risingとのコネクションは3人の今後の活動の強い後ろ盾になってくれる可能性もあります。
企画枠で出演することに否定的な声もあるかもしれませんが、どんな形であれコーチェラに出られるだけですごいことには変わりありませんし、パフォーマンスが目に留まれば、今後の海外進出の道も大きく開けるので、Number_iにとっては今回のステージが大きな一歩であることは間違いないでしょう。
おそらくNumber_iのコーチェラのパフォーマンス時間は長くはないかと思われますが、世界中が注目する一大イベントで大きな爪痕を残し、次へのステップの足がかりにしてくれることを願います。