2024年11月11日。俳優の桜庭ななみさんが、所属事務所「スウィートパワー」を退所することを公表しました。
今後は独立し、本名の宮内ひとみさんという名前で俳優活動を継続するそうです。
この記事では、桜庭ななみさんが退所・独立した理由や、本名へ改名した理由について解説します。
桜庭ななみが事務所退所&独立!本名・宮内ひとみに改名
俳優の桜庭ななみさんが、2024年11月11日に、所属事務所スウィートパワーの退所と独立、そして本名「宮内ひとみ」への改名を発表しました。
桜庭ななみさんはデビューから17年間スウィートパワーに所属。
2011年には映画「最後の忠臣蔵」で日本アカデミー賞新人俳優賞を受賞。翌12年には日経トレンディ「今年の顔2012」に選出されました。
2016年頃からは海外へも活動の場を広げており、2022年には第17回Asia Model Festival(韓国)「アジアスター賞海外部門」を受賞しています。
プライベートでは2023年9月1日に一般の方と結婚し、公私ともに充実しているなかで、今回の事務所退所と独立を決断しました。
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桜庭ななみがスウィートパワーを退所・独立した理由とは?
桜庭ななみさんはなぜスウィートパワーを退所し独立を決めたのでしょうか?近年は俳優の独立が相次いでいますが、改名を伴う独立はかなりのレアケースです。
桜庭ななみさんが事務所を退所した理由について、本人と事務所が発表したコメントの内容や、過去の同事務所所属タレントの退所事例なども含めて考察してみました。
退所理由①契約満了を迎えたから
公表されている桜庭ななみさんの事務所退所理由の一つが「契約満了」です。
契約期間中の退所の場合は、何か大きなトラブルが原因の場合も少なくありませんが、今回の退所については、事務所側も「円満に契約終了」と発表しており、現時点において話題になるような大きなトラブルは報じられていません。
退所理由②結婚などライフサイクルが変化したから
2つ目の退所理由は、桜庭ななみさんの仕事に関する考え方の変化です。
事務所のコメントには「自分のペースで活動をしていきたいという本人の気持ちを尊重し」とありました。
つまり、桜庭ななみさんは、これまでの事務所主導の働き方ではなく、自分のライフサイクルに合わせた働き方を望んでいるということでしょう。
これは桜庭ななみさんが昨年結婚したことも大きく影響しているものと思われます。まだ新婚ホヤホヤの時期ですし、家族の時間を優先したいと考えているのかもしれませんね。
退所理由③稼ぎ頭のプレッシャーから開放されたかった?
こちらは推測ですが、事務所の稼ぎ頭というポジションが重荷だったという可能性もあります。
かつてスウィートパワーには、堀北真希さん、内山理名さん、黒木メイサさん、桐谷美玲さん、南沢奈央さんら売れっ子女優が多数在籍していました。
また俳優部門にも岡田健史(現・水上恒司)さんや高杉真宙さんが所属しており、業界でも一目置かれる事務所でした。
しかし、上記タレントは全員すでに退所しており、桜庭ななみさん退所時に在籍していたある程度名の通った俳優は、桜庭ななみさんと高月彩良さんくらいでした。
現在のスウィートパワーは、ブレイクを目指す若手タレントで主に構成されており、桜庭さんは実質的に稼ぎ頭だったと考えられます。
しかし前述の通り、桜庭さんは自分のペースで仕事をしたいと望んでおり、事務所の期待に応えるのは荷が重かったのではないでしょうか。
ちなみに桜庭さんの退所をめぐる動きと並行して、KARAのメンバー知英さんのスウィートパワー復帰の話が動いていたと思われます(2021年3月退所→2024年11月再入所)。
知英さんは日本での活動にブランクがあるとはいえ、ドラマや映画の主演も努めたことのある強力な戦力です。知英さんの復帰によって、事務所も桜庭ななみさんの退所を認めやすくなったという可能性はあります。
退所理由④社長のパワハラ・セクハラ問題の影響?
スウィートパワーの女社長・岡田直弓さんは、敏腕ぶりが評価されている一方で、ワンマン体制によるパワハラや、若手女優と同居し一緒に入浴を強いるなどのセクハラ疑惑が報じられている人物でもあります。
疑惑の信憑性は定かではありませんが、名前が売れれば次々に俳優が退所していくスウィートパワーの実情を考えると、社長や事務所のやり方に問題があるのではないかと勘ぐってしまいます。
あくまで推測ではありますが、桜庭ななみさんも、社長や事務所について何らかの不満を持っていた可能性が考えられます。
桜庭ななみが宮内ひとみへ改名した理由とは?
改名はそれ以前に築いてきた実績を失うリスクが伴います。桜庭ななみさんのように知名度が高い人物であればあるほど改名のリスクも大きくなるでしょう。
それなのになぜ桜庭ななみさんは本名宮内ひとみへの改名を決断したのでしょうか?
改名理由①本人が希望したから
退所報道によると、桜庭ななみさんから宮内ひとみさんへの改名は本人の希望とのことでした。
実は桜庭ななみという芸名は、スウィートパワー入所時にすでに決まっていたものだったそうです。
当時15歳で右も左も分からなかった少女が突然「桜庭ななみ」という名前を与えられたのだとすると、彼女にとって桜庭ななみという存在は自分自身ではなく、「こなすべき役割」という感覚だったのではないでしょうか。
だからこそ、独立して自分主導で仕事をしていくと決めたからには、桜庭ななみに別れを告げて、宮内ひとみへ戻りたかったのかもしれません。
改名理由②本名の方が運勢が良かったから
実は桜庭ななみさん(現・宮内ひとみさん)にとっては、本名の方が相性がいいようです。
2023年2月20日放送のフジテレビ系「突然ですが占ってもいいですか?」に出演した桜庭ななみさんは、占い師の星ひとみさんから本名への改名を勧められていました。
星さんいわく、「本名のままもしやってたら、世界いける。ヨーロッパ、アジア。このへんだったら全然いける」とのこと。
このアドバイスが本名への改名を後押しした可能性があります。
改名理由③スウィートパワーに「芸名を使わせない」と言われた?
退所時にスウィートパワーから芸名使用禁止を約束させられたのでは?、という世間の声も一部で聞かれます。
たとえば、能年玲奈さんがのんさんに改名したように、事務所退所によって改名するケースは存在します。
元同僚の水上恒司さんも、スウィートパワー退所のタイミングで芸名の岡田健史から本名へ改名しました。
ですが、スウィートパワーを退所したタレントが必ずしも改名しているわけではありません。
黒木メイサ(本名:島袋さつき)さん、桐谷美玲(本名:松岡さや紗)さん、南沢奈央(本名:山田真穂)さん、みなさん退所後もスウィートパワー時代からの芸名を使い続けていますね。
つまりスウィートパワーは、退所するからといって芸名を使用禁止にする事務所ではないということです。
ではなぜ、桜庭ななみさんと水上恒司さんは改名したのか?
2人に共通している改名理由は「本人の希望」ということです。
水上恒司さんの退所時には少しゴタつきましたが、桜庭さんの退所は契約満了による”円満な”ものなので、改名というペナルティを与える必要はなかったと思われます。
やはり2人の改名は本人の希望と考えるのが自然ではないでしょうか。
まとめ:桜庭ななみの退所独立と改名は本人の希望説が濃厚
桜庭ななみ(現・宮内ひとみ)さんの事務所退所と独立、そして本名への改名の主な理由は、本人の希望であることが濃厚でしょう。
スウィートパワーは社長のプロデュース力に長けた事務所で、これまでも堀北真希さんや桐谷美玲さんなど売れっ子を多数排出してきました。
その反面、所属タレントたちは事務所(社長)の徹底した管理下で活動することになり、ある程度実績を積んでくると窮屈に感じる面もあったのかもしれません。
桜庭ななみさんは昨年結婚し、今後は自分のペースで仕事をしたいと考えているそうですが、彼女の希望を実現するには独立して、事務所からもらった芸名ではなく本名で新たに踏み出すことが最適だと考えたのではないでしょうか。