【ネタバレ】渡邊渚フォトエッセイ「透明を満たす」の内容と評価 感想

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【ネタバレ】渡邊渚フォトエッセイ「透明を満たす」の内容と評価 感想

元フジテレビアナウンサー渡邊渚さんのフォトエッセイ「透明を満たす」が発売されました。

中居正広さんの性加害問題の被害者といわれる渡邊渚さんの初のエッセイとして注目を集めている同著ですが、どのような内容が書かれているのでしょうか?

読者の感想もあわせてご紹介します。

元フジテレビアナ渡邊渚がフォトエッセイ「透明を満たす」発売

2025年1月29日。元フジテレビアナウンサーで現在はフリーの渡邊渚さんが、初のフォトエッセイ「透明を満たす」を刊行しました。

渡邊渚さんといえば、フジテレビの組織的上納疑惑のきっかけとなった、中居正広さんの女性トラブルの被害者・X子さんといわれています。

一件の男女トラブルが、巨大メディアの組織的問題を暴き出そうとしているいま、カギを握る渡邊渚さんは初のエッセイでどんな内容を語っているのでしょうか?

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「透明を満たす」の内容 中居正広に関する記述は?

本のイメージ

渡邊渚さんのフォトエッセイ「透明を満たす」は、渡邊渚さんが描き下ろした5万字超のエッセイと、フリーランスとして新たなスタートを切った、渡邊さんの”新しい自分”を表現した撮り下ろしグラビアが収録された一冊です。

この本には、渡邊渚さんの生い立ちと、アナウンサーとしての経験、PTSDによる入院生活から回復までの道のりなどについて綴られています。

<渡邊渚さんのコメント>

このフォトエッセイは、渡邊渚を知っている人はもちろん、生きづらさを感じている人や病と闘っている人、それを支える周囲の人、同世代の将来に悩む女性など、様々な人たちに届いて欲しいと思って制作しています。
この本のために書き下ろしたエッセイと、新しい自分を表現した写真たち。27歳の今を全て出し切るつもりで、ただいま絶賛執筆中です。
みなさんの心に私の言葉たちが届くように思いと願いを込めているので、手に取っていただけたら嬉しいです。

(2024年11月28日 記)

https://bookclub.kodansha.co.jp/product?item=0000409132

タイトル「透明を満たす」に込められた意味

フォトエッセイのタイトルに使われている「透明」という言葉に、渡邊渚さんはさまざまな意味を込めたそうです。

タイトルの“透明”には、さまざまな意味と思いを込めています。
皆様にはぜひ本書を読んで、この“透明”という掴みきれないものを満たすとはどういう意味なのか、考えていただけたら嬉しいです。

渡邊渚さんインスタグラムより

透明は、透き通って向こうがよく見えるようすや、濁りのないことを表す言葉です。

透明という言葉からは「光が通る」「清らか」「無垢」「実態がない」「空っぽ」などいろいろなイメージが連想されますが、渡邊渚さんが透明に込めたメッセージは受け取り手によってさまざまではないでしょうか。

事件の具体的な描写はあるか?

「透明を満たす」には、ある雨の日に事件に遭い、それによりPTSDを発症し苦しんだことが書かれています。

ただし事件の具体的な内容については触れられていません。

しかし、当時の渡邊さん心理描写や、その後の心身の不調と闘病生活については詳しく書かれており、内容はとてもヘビーです。

ある章には心が弱っている人や過去にトラウマを抱えている人に向けて、読み飛ばすことを勧める注意書きがあります。

フジテレビの組織的問題に関する記述はあるか?

この本では、フジテレビの組織的上納システムや、それによって自身が被害を受けたというような記述はありません。

ただし、上納システムとは無関係なのですが、新人アナウンサー時代のエピソードのなかに、フジテレビにおける女子アナの立場がなんとなく伝わってくる記述があります。


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グラビア写真の内容は?

グラビア写真については、カジュアルなデニムから、清楚系ワンピース、ミニスカートやショートパンツ、ボディラインが分かるセクシー系まで、バラエティに富んだ服装で撮影されています。

水着や下着といった、グラビアアイドルのような際どい写真はありません。

世間では渡邊渚さんのグラビアに批判の声もあるようですが、これに対し渡邊さんは次のように説明しています。

時々、「PTSDの人間がグラビアをやれるわけがない」と言われますが、私は病気になるずっと前からグラビアページに出ていたので、こうして写真を撮られることに抵抗感がありません。

むしろ病気によって”できない”と決めつけるのは、
他者にも自分自身にもしたくない
ことなので、
こうして挑戦しています。
いろんな考えがあるかと思いますが、
私は誠実にこの本と向き合って作りました。

渡邊渚さんのインスタグラムより

「透明を満たす」読者の評価と感想は?

世間の反応のイメージ

「透明を満たす」のAmazonのレビュー評価は5点中4.3(1月30日現在)。

161人のユーザーのうち、77%が5点評価をつけています。

以下は読者の感想です。

上記は全てXの投稿ですが、いいねが多い投稿をピックアップしたところ、好意的なコメントばかりでした。

一方、Amazonのレビューでは全体の14%の人が星1つの低評価をつけており、「壮大なプロモーション」「承認欲求の塊」「PTSDの人みんなが彼女のようだと思われたくない」「内容がうすい」といったコメントがありました。

※Amazonレビューの詳細はコチラよりご確認ください(転載禁止ご了承ください)。

まとめ:渡邊渚フォトエッセイは暴露本ではないが内容は高評価

渡邊渚さんのフォトエッセイ「透明を満たす」の内容は、大まかに言うと、彼女の半生とPTSD発症から回復までを綴っています。

PTSDの原因となった”雨の日の事件”についての具体的な記載はありません。しかし、その後の渡邊渚さんの心や身体の様子については詳細に語られており、その内容はかなり壮絶なものとなっています。

今回のエッセイ出版に関しては売名行為という見方もあるようですが、それでは片付けられないほど中身の濃いエッセイであることと、読者の大部分が高評価していることは事実です。

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