【なぜ?】ベネトンが日本から撤退した理由5つ!まだ買える店は?

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【なぜ?】ベネトン日本撤退の5つの理由!どこでまだ買える?

2000年代に人気だったイタリア発のアパレルブランド「ベネトン」が、日本市場から撤退することが明らかとなりました。

この記事ではベネトンが日本撤退を決めた5つの理由をご紹介します。

ベネトンが日本撤退!店舗もすでに全店閉鎖

2024年10月23日。「ユナイテッド カラーズ オブ ベネトン」(以下、ベネトン)の日本版インスタグラムアカウントは、「日本市場から撤退します」という一言をポストしました。

ベネトンの実店舗はすでに全店閉鎖しており、10月23日には公式オンラインストアも閉店。加えてゾゾタウン店、楽天ファッション店も取り扱いを終了しています。
ベネトンAmazonストアは営業中(2024年10月24日現在)

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鮮やかなカラーが人気だったベネトン!日本人気のピークは2000年代

1965年にイタリアで生まれたベネトンは、鮮やかなカラーと豊富な色展開が魅力の世界的カジュアルファッションブランドです。

1980年代に日本に初出店したベネトンは、国内アパレルブランドには見られないビビットカラーに憧れる日本人の心を掴み、2000年初頭には全国の各都市で店舗を増やしていきました。

その頃になると、ベネトンは日本でも一目置かれるブランドとなり、さまざまな企業とライセンス契約を行い、ベネトン印の学生服や水着、自転車や避妊具などが作られるほどの人気を博しました。

しかし2000年代後半以降は次第に勢いが衰え、2011年には大型旗艦店であるベネトンメガストア心斎橋店が、2014年にはベネトンメガストア表参道店が閉店。現在は、オンラインのみの展開となっていました。

ベネトンが日本撤退を決めた理由とは?

ベネトンが日本撤退に関して日本向けに発信したメッセージはインスタグラムの「日本市場から撤退します」のみ。

撤退理由については公式発表はありません。

しかし、日本の景気やトレンドなどを鑑みると、ベネトンが撤退せざるを得なかった理由が見えてきます。

ベネトン日本撤退の理由①人気低下(日本のトレンドに合わない)

ショッピングのイメージ

もっとも大きな撤退理由は、ベネトンというブランド自体の人気の低下です。

ベネトンが大ブームだった90年代~2000年代始めの日本のファッショントレンドは、アメカジ(アメリカンカジュアル)、ギャル、フレカジ(フレンチカジュアル)、裏原系(ストリートファッション)、デコラ(デコラティブファッション、シノラー系)など、欧米の流行を取り入れたスタイルや、個性を主張するスタイルが流行しており、色鮮やかなベネトンのアイテムがマッチしていました。

しかしその後、日本のファンションは個性よりも調和を重視されるようになり、流行カラーも原色やビタミンカラーから、パステルやモノトーン、くすみカラーへと変化していきます。

これにより、日本におけるベネトン人気は次第に低下していきました。

※実はトレンドに合った服もあるけれど、ベネトン=原色のイメージが定着しすぎてしまったようです。

ベネトン日本撤退の理由②ファストファッションの台頭

ベネトンブームの直後に台頭したのが、ユニクロやH&Mといったファストファッションブランドです。

これらはベネトンよりも低価格で、ドレンドも抑えており、ベネトンよりも確実に消費者のニーズを捉えていました。

価格競争とトレンドに対する柔軟性において、ベネトンはファストファッションに負けてしまったのです。

ベネトン日本撤退の理由③消費行動の変化

不況のイメージ

ベネトンブームの後、日本経済は停滞を続け、長くデフレの時代が続きます。

そこで消費者はコストパフォーマンスを重視するようになりました。

そこで人気を集めたのが、低価格・高品質で、流行りに左右されず無難に着回しできるユニクロや無印良品のようなブランドや、トレンドが変わるたびに気軽に買い替えられる激安なGUやしまむら、SHEIN等中華系アパレル通販などです。

日本が不景気で苦しむなか、高~中価格帯アパレルブランドの需要が低下。日本人のベネトン離れはますます進んでいきました。

ちなみに、原色からくすみカラー(地味色)へと流行色が変化したのも、不景気などの世相が反映されているのではないでしょうか。

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ベネトン日本撤退の理由④マーケティング戦略の失敗

ベネトンはたびたび社会問題を取り上げたキャンペーンを行っています。

たとえば2011年に行った「Unhate(反・嫌悪)」キャンペーンの際には、ローマ法王とイスラム指導者アフマド・アッ=タイイブ師や、バラク・オバマ元米大統領と胡錦濤元中国国家主席の合成キス写真を使用したポスターを掲載しています。

このキャンペーンは世界的に注目を集めたのですが、同時に批判も殺到しました。

このようなベネトンのマーケティング戦略をネガティブに受け取る日本人もいたのではないでしょうか。

しかしそれ以上に、日本人は人種差別や対立など、世界で起きている社会問題に無関心な人も多いので、社会的メッセージの強いベネトンのキャンペーンは日本人の心に響きづらかった可能性があります。

ベネトン日本撤退の理由⑤グローバルな再編

地球のイメージ

現在ベネトンは世界規模での経営戦略の再編を行っており、収益生の低い市場から撤退し、成長が見込める地域やより利益の出る地域に出店を集中させるという方針をとっています。

このベネトンのグローバルな再編の一環として、日本の事業展開が見直されたと考えられます。

ベネトンはもう日本では買えない?

ベネトンの日本店舗はすでに全店閉鎖、オンラインショップも公式、楽天店、ZOZOTOWN店全て終了しています。

ただし、ベネトンAmazonストアは現在も購入可能な状態です(10月24日時点)。

しかし今後は、在庫切れやベネトンの都合で突然閉鎖という可能性も十分に考えられます。

今後は注文が集中する可能性もありますから、欲しい商品があれば早めに購入することをおすすめします。

ベネトンの日本撤退に関して世間の反応は?

ベネトンの日本撤退に関する日本人の反応をピックアップしてご紹介します。

●人は貧しくなるとまず一番何を削るかというと、装飾品や衣服。 高級ブランドではないベネトンが全店去るというのは、相当日本は貧しくなってるんだと思う。

●90年代と今とじゃ服の好みが大きく変わってるし、低所得者層が圧倒的に多くなった我が国では「しまむら」あたりが手ごろな価格なんだろうと思う。

●ポップな色は嫌いじゃ無いけど、それ以外がダサかったから売れないのも当然 「日本が貧乏になった」とかそういう問題じゃ無い ただベネトンがダサかっただけ

●さすがにこれを「日本が貧しくなったから」と言うには無理がある。ベネトンの製品を値段で諦める人はほぼいないんじゃね?欲しければ中学生でも普通に買える値段帯でしょ。

●単純に記憶から消えていたベネトン、ふと調べだら素敵だった。現代の若者が知らないだけで、広告次第で今の子達に凄い売れただろうなぁ

●ブランドというものをよくわかってなかった若かりし頃に接したブランド。ファンというわけではないが、寂しい気分。

●ファストファッションが流行ったのって安いものしか買えないを増やした政府のせい

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まとめ:ベネトン撤退の理由は日本のニーズとのズレ!購入はAmazonで

ベネトンが日本から撤退する理由は、ベネトンの商品ラインナップや価格帯が日本のファッショントレンドや、経済状況とマッチしなくなったことが大きいでしょう。

ベネトンがなくなるのはさみしいですが、時代の変化は受け入れるしかありません。また、日本でカラフルな服が流行る明るい時代が来ると良いですね。

ベネトンの服は、まだAmazonなら購入できるようです。購入を検討中の方はお早めに!

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