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【被害実例】メルカリは危険?運営やばい?すり替え詐欺も急増中

日本一のフリマアプリ「メルカリ」にトラブルが絶えないようです。

誤解を招く出品や、返品希望者が商品を持ち逃げといった詐欺行為が横行しています。

それに加えて、トラブルに関する運営の対応にも問題があるようで…

この記事では、メルカリで起こった商品のすり替え詐欺や紛らわしい出品、メルペイトラブル等の実例をご紹介します。

メルカリは危険?詐欺案件が急増中

フリマアプリのイメージ

メルカリといえば、個人間の中古品や不用品のやり取りが安全・迅速に行える便利なフリマアプリです。

しかし、近年では利用者の増加に伴い、購入者を騙すような出品や、中身を入れ替えて返品してくる”すり替え詐欺”などが増えています。

今後メルカリを利用しようと考えている方も、すでにメルカリを利用している方も、これからご紹介する危険な事例を参考にして、利用には細心の注意を払いましょう。


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メルカリのすり替え詐欺や詐欺まがい出品など被害実例集

以下は実際にメルカリで発生した詐欺や詐欺まがいの取引実例集です。

メルカリ運営のトラブル対応についてもあわせてご紹介します。

【すり替え詐欺】iPhoneの返品がペットボトルに

iPhone13proの購入者が「ロックが掛かっていて使えないから」と返品を希望。出品者が了承すると、水の入ったペットボトルが返送されてきました。

<その後の対応>

出品者:警察と消費者センターに相談。メルカリにも問い合わせ。

メルカリ運営:購入者が「返品した商品に間違いがない」と回答したので取引をキャンセルしました(詐欺が成立してしまう)

出品者:詐欺の証拠もあるのにキャンセルしないで、と運営に抗議。

メルカリ運営:気持ちは分かるが、取引継続は困難なのでキャンセルは致しかたない。あとは警察や弁護士に相談してください。捜査機関から依頼があれば協力します。

消費者センター:メルカリ運営に問い合わせ。

メルカリ運営:サポートできないの一点張り。

【すり替え詐欺】使用済みのプラモデル

新品未開封の戦車のプラモデルを出品したところ、購入者からパーツ破損の連絡が。返品に応じると、別の組み立て済み戦車プラモデルの残骸が送られてきました。

<その後の対応>

出品者…メルカリのサポートに問い合わせ。

メルカリ運営…返品したものに間違いはなかったと出品者から連絡があったため取引キャンセルしました(詐欺成立)

出品者…その後何度かメルカリ運営に抗議するも取り合ってもらえず。

出品者がXにポストしていたメルカリ運営とのやり取りがバズる

メルカリSNS担当…Xでの一連の投稿を確認しました。保証をするよう社内に働きかけます(態度一変)→出品者の了承なしに返金される

【すり替え詐欺】ハードディスクが抜かれたPS4

動作確認済みのPS4を販売したところ、購入者から壊れていると言われて返品を了承。返送されたPS4のハードディスクが抜かれていた。

<その後の対応>

メルカリ運営に問い合わせるも相手にしてもらえなかったため泣き寝入り

【詐欺まがいの出品】”セット”なのに届くのは1つだけ

商品名に「セット」の文言があったため購入したところ、届いたのは1つの商品だけでした。商品価格が他の出品者のセット商品と同等であったことや、説明文が曖昧だったことも誤解を招いた原因のようです。

<その後の対応>

被害者が出品者にクレームを伝えると、人格否定のようなきつい返信が返ってきたそうです。

また、運営にも問い合わせるも取り合ってもらえなかったとのこと。

勝手にアカウント作成→メルペイ不正利用

利用者の知らないうちにメルカリに登録され、メルペイスマート払いを20万円分利用された事例です。商品はもちろん届かず、請求書だけが届きました。

<その後の対応>

被害者…メルカリ運営に問い合わせ。

メルカリ運営…当該アカウントを利用制限しました。ただしアカウントは被害者の個人情報で登録されているので、請求を止めることはできません。こちらでは調査できないので警察へ。

メルペイ不正利用→信用情報に傷をつけられる

5年前にメルペイの不正利用が発覚し、その後被害者の信用情報に傷がついてしまった事例です。

<トラブル発生後の流れ>

被害者…メルカリ運営へ問い合わせ

メルカリ運営…第三者が誤って登録、利用したことが判明しました。請求停止の手続きを行いましたので、再度後払いの通知が来ても無視してくださいね。不正アカウントも利用停止ましたよ。

被害者…突如アカウント無期限停止をくらう。理由は一人で複数アカウントを所持していたため。

メルカリ運営…メルペイ不正使用のアカウントは停止していますが、請求を取り消すことはできません。こちらでは誰がアカウントを操作したのか調査できないので警察へ相談を(方針が一転)

被害者…トラブルから5年後に債務譲渡の通知を受ける(信用情報に傷が付く)

メルカリ運営…取り合わず。

被害者…弁護士に相談中。

メルカリ運営がずさん!個人でできる詐欺対応策は?

通販トラブルのイメージ

上記の事例からも分かる通り、メルカリのサポートはマニュアル対応一辺倒であり、残念ながら運営に頼れないのが現状のようです。

そこで、以下の個人でできる詐欺対策をご提案します。


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【出品者】やり取りの記録を残す

騙されるかもしれないという意識で、常に取引の記録を残しておきましょう。

購入者とのやり取りや、運営に問い合わせた際のやり取りはもちろんですが、出品する商品の状態(梱包の様子など)も細かく記録しておくことをおすすめします。

現状ではこれらの証拠をいくら運営に提示しても相手にしてもらえないようですが、警察や消費者センターなどの第三者機関に相談する際の重要な証拠になります。

【出品者】すり替え防止タグを利用する

ブランド品の本物と偽物(コピー商品)のすり替えを防ぐのには、すり替え防止タグが有効です。

商品ページにすり替え防止タグを付けた商品画像を載せることで「この出品者は防犯意識が高い」と思わせる効果もあり、犯罪予防に役立ちます。

すり替え防止タグの詳細はこちら

【出品者】SNSで被害を拡散する

メルカリ運営は、個人が被害を訴えても全く相手にしてくれません。

しかしプラモデルの事例のように、SNSで被害を拡散して世間を巻き込むことによって補償される場合もあります。

SNSへの被害発信が注目されるほど、被害者を装う不届き者が出現する危険性も高まりますが、一人ひとりが被害を発信することによって、メルカリの運営体制やサポートマニュアルを被害者に寄り添ったものに変えてくれるよう訴えるしかないのが現状のようです。

【購入者】商品説明をよく読み、曖昧な点は質問する

詐欺に遭わないためには、購入時に商品説明を熟読することが大切です。

出品者に商品画像や商品タイトルを使って騙す意図があったとしても、すべての情報を偽ってしまうと詐欺になるので、商品説明には分かりづらく”本当の商品情報”が記載されています。

し商品説明が曖昧で分かりづらい場合や、価格やおまけ付きなど不自然にお得感のある商品の場合は、購入前に出品者に確認を取りましょう。

まとめ:メルカリは便利だが詐欺リスクも!対策も不十分

メルカリは誰でも手軽に売買できる便利なフリマアプリですが、買う側も売る側も被害に詐欺に遭う可能性があります。また、セキュリティが甘いのかどうか不明ですが、メルペイ不正利用の被害も報告されています

詐欺被害を防ぐためには、出品者も購入者も、相手とのやり取りを証拠に残しておくことをおすすめします。とはいえ、現状の運営サポートは不十分で、被害に遭って証拠を提示しても結局泣き寝入り、というケースも少なくありません。

現在SNSではメルカリ被害者たちが続々と声を上げ始めています。これがムーブメントとなればメルカリ運営が詐欺対策に本腰を入れ始めるかもしれませんね。

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