沖縄国際映画祭はなぜ終了?理由は吉本興業?今後どうなる?

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沖縄国際映画祭はなぜ終了?理由は吉本興業?今後どうなる?

2009年に始まった沖縄国際映画祭が、2024年4月に16回目の開催をもって終了することが決まりました。

沖縄の一大イベントでもあった国際映画祭がなぜ終了したのでしょうか?その理由について解説します。

沖縄国際映画祭(島ぜんぶでおーきな祭)が第16回をもって終了

沖縄国際映画祭は2009年に、世界では珍しいコメディを中心とした映画祭として立ち上がりました。

コンセプトは「Laugh & Peace」。吉本興業がスポンサーとなり、同社所属タレントが携わる作品が多数上映されてきました。

沖縄国際映画祭には、那覇市の波の上うみそら公園や国際通り周辺、北谷町など複数の会場が使用されています。

2015年には映画祭の名称を「島ぜんぶでおーきな祭」と改め、沖縄全域を盛り上げるイベントへとリニューアルし、映画祭の枠を超え、沖縄の一大イベントとして親しまれてきました。

そんな沖縄国際映画祭(島ぜんぶでおーきな祭)が、2024年4月20-21日の開催をもって16回の歴史に幕を下ろすこととなります。

沖縄国際映画祭終了の理由は吉本興業の運営撤退

沖縄国際映画祭の終了の一番の理由は、吉本興業の運営撤退です。

吉本興業は2024年3月6日に、映画祭からの撤退を発表しました。

吉本興業は撤退について以下のようにコメントしています。

「映画祭という形ではなく、沖縄の魅力発信やエンターテインメント産業の創出という当初の目的に資する新たな方法を模索することにした」

https://news.yahoo.co.jp/articles/e461b37efdf0114ce34da092d80d37ac7bdf9741

吉本興業の前会長(2023年退社)兼、映画祭実行委員長の大﨑洋氏は、お金の流れが作れなかったことを撤退理由として挙げています。

吉本興業としては、自社の持ち出しがない形で(映画祭の収益で)祭を運営することが理想だったのですが、実現は難しかったようです。

吉本興業の撤退発表により、映画祭の継続が危ぶまれていましたが、やはり吉本興業なしでの大きな映画祭の運営は厳しいという判断でしょう。残念ながら、吉本興業の撤退とともに沖縄国際映画祭は終了することとなりました。

沖縄映画祭終了後のイベントはどうなる?

沖縄の観光業界にとっても大きなイベントである映画祭がなくなるとなると、経済的な影響も懸念されます。

沖縄映画祭が終了したら、その後はどうなってしまうのでしょうか?

前出の大﨑洋実行委員長は、インタビューで以下のように語っています。

「沖縄の方々と新しい受け皿をつくって、規模は小さくなるかもしれないが続けようと思っている」

「来年に向けて一緒にやろうと声をかけてくださる沖縄の方々と話し、一番良い形をつくりたい」

https://www.okinawatimes.co.jp/articles/-/1340425?utm_source=twitter&utm_medium=Social&utm_campaign=20240411170516

映画祭という大きなイベントではないけれど、形を変えてイベントを継続する方向のようですね。

新しいイベントについては具体的な発表はこれからかと思いますが、こちらのイベントも沖縄国際映画祭のように沖縄を盛り上げる恒例行事なっていくことを願います。

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